唐津探訪記 其之弐 ~黄金の茶室~
先日、唐津に行ってきました。
唐津探訪記 其之壱 ~そば徳~からのつづきです。
なんとか会期中に来れました!!
会期中の土日にいろいろ予定があり行けるか心配でしたが、なんとか11月3日に来れました♪
金って2面性がある不思議な色 ~黄金の茶室~
黄金の茶室は撮影OKだったので、写真をパシャパシャ撮ってきました♪
黄金の茶室!!
派手派手で目がチカチカするかと思いきや、意外にもそんなことはありません。
名護屋城でこの黄金の茶室が使われたのは、
文永の役開戦後の茶会と明国使節との講和交渉の場のたった2回のみ!!
御殿の中に作る組立式の茶室です。(←今風に言うと、ユニット式茶室かな?)
畳3畳ほどのこの茶室に、秀吉、茶頭1名、大名が6名ずつ入り、
大名を入れ替えて7セットも行ったそうです。
めっちゃ狭苦しい。。。(@_@)
どうやら、この茶室はセレモニー用として作られたようです。
足軽から成りあがりで天下人になった秀吉は、事あるごとに、自分の権威や正当性をしばしば戦国大名たちにアピールしなければいけなかったのかも。
きっとそのために金を使ったのかも。
金という色は、本当に不思議な色。
強い光りを当てると鋭い光りを発して見る者に威圧感を与え、弱い光りを当てると鈍い光りで見ている者を吸い込むような感覚を与える。
2面性がある色で、まるで秀吉自身のようだな☆と思いました。
金に囲まれると、どんな感じか?って不思議かもしれませんが、これが意外と落ち着くんです。
金沢に住んでいたころに金箔屋さんのお手洗いが全部金箔!というところがあったのですが、金の鈍い光りが空間の境目を曖昧にしているように感じさせてくれるのか、狭いのに広い不思議な感じがしましたが、とっても落ち着く空間で私もびっくりしたことを覚えています。
紋紗障子もめっちゃ綺麗でした!!