今週の読書 2015 vol.3
歴史的な流れを交えて、書いてあるのでとってもわかりやすい。
(でも、ちょっと???で、言い換え文章を頭の中で作った部分もありました。)
この本を書くなら、合ってるか?合ってないか?は別にして、次のシステムを提案して欲しかった。
(かなり不思議な文体の副島隆彦さんみたいに!)
かつての打ち手は、今は前提条件が異なるから成り立たない事は、とうの昔にわかっているはずですが、なにせ次のシステムが見えない中、方向転換することは難しい。
ましてや日本なんて、いつもルールを作る側に入らず、後から参加してルールを遵守する側。
海外で認められて逆輸入されたモノ、価値観に流されがちな私たちには、とてもとても難しい課題だなぁ…と。
この本を読んでいて、自分の中に当たり前すぎるけど、ダブルスタンダードがあることを再認識しました。
ダブルスタンダードという言葉は、あんまり良い意味では使われないけど、私は分別あるダブルスタンダードは、人生を豊かにすると思う。
- 一つの行動に二つ以上の価値を持たせる
- 一つの目標に二つ以上の動機付けをする
- 一つの現象を二つ以上の立場で考える
こうすることで、社会の価値観や評価基準が変わってしまっても、自分の心の中はあまり乱れない。
シングルスタンダードで生きようとすると、辛いこともあるもんなぁ…
いろんなことが複雑に絡み合って出来てるのが人であり、社会なんだもん。
そんなことをボンヤリ思った日曜の午後でした☻
- 作者: 水野和夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/03/14
- メディア: 新書
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